クレジットカードを使いこなすことで、かなりお得に台湾旅行をすることができます。
しかし、一方で日本と違う海外ならではの注意点もあります。
この記事では、海外でクレジットカードをお得に使いこなす活用術と注意点を合わせてご紹介します。特に初めて海外旅行に行かれるという方には、必ず知っておいてほしい情報もあります。
後悔せずに台湾旅行を楽しく快適なものにしたい方は、ぜひ目を通しておいてください。
クレジットカード決済は必ず現地通貨を選択
台湾でクレジットカード決済を行うと、日本円(JPY)か台湾ドル(TWD)で支払うか選択することになります。
その際に必ず現地通貨である台湾ドルを選択するようにしましょう。
これは日本円と選択すると、両替手数料を上乗せされたりや換算レートをお店側で独自に設定できるためです。
一部の海外加盟店でのカードご利用の際、日本円でのお支払いを選択いただける場合があります。日本円でのお支払いを選択された場合、お客様の同意された円額(レシート掲載)でのご請求になります。なお、当該日本円額は、JCBが定めるレートではなく、加盟店が独自に定めるレートで換算されています。引用:海外でのお取り引きにおける基準レート|JCB
現地で、カード支払い時に「現地通貨か円か」と聞かれることがあります。この場合、円を選ぶとお店で両替手数料が上乗せされることがあります。レートに納得がいかない場合には、現地通貨で支払いましょう。引用:海外旅行カード活用術|Visa
これに気付かずに、日本円を選択し掲示された内容を確認せずに、そのままサインをしてしまうと、後から不当に高い金額の支払いを要求されていたことに気づく場合があります。
勝手に日本円を選択されるケースもありますので、サインの際に料金の確認は必ず行うようにしましょう。
海外キャシングは安全で便利
海外キャッシングとは、海外にあるATMから現地通貨を引き落とすことができるサービスです。
キャッシングという名称の通り、利用するためにはキャッシングに対応しているクレジットカードである必要があります。
日本と同じように台湾でもセブンイレブンといったコンビニが多く、ATM探しに困ることはありません。
そのため、海外キャシングを利用すれば、現金を多く持ち歩くことなく、必要に応じて現地通貨を引き出すことが可能です。
次の記事で、台湾のATMで海外キャッシングで現金を引き出す手順を画像付きで解説しています。
紛失・盗難にあっても補償が受けられる
クレジットカードは自身に重大な過失がある場合を除いて、補償を受けることが可能です。
現金の場合は、落としたり盗まれたりといったトラブルが起きても、泣き寝入りするしかありません。
補償を受ける際には、届け出など手続きが必要になります。
しかし、多額の現金を持ち歩くよりも、トラブルに強いといったメリットがあります。
持ち歩く現金は必要最低限にして、必要に応じて、海外キャッシングで現金を引き落としましょう。
海外旅行傷害保険付帯で急な病気・ケガも安心
海外で病気になった際にかかる治療費は、日本のように保険がききません。そのため、高額な治療費を請求されるケースが多いです。
しかし、海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードであれば、帰国後に申請をすれば、治療費を補ってくれます。
実際に私も台湾で胃腸炎になり、数時間の診療(点滴の投与と薬)で約8,000円の治療費がかかりました。
台湾の治療費は、世界的に見て安いと言われることが多いです。しかし、保険が適用されない場合は、このように軽い病気であっても、決して安くはない治療費がかかります。
急病やもっと重い怪我などでは、数百万円もの治療費が請求されるケースもあるようです。
海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを持っていれば、この治療費を補償してもらうことが可能です。
クレジットカードは2枚作っておくと安心
海外に行くのであれば、クレジットカードは2枚作っておくようにしましょう。
2枚持っておけば、そのうちの1枚が急に使えなくなっても、もう1枚のカードで代用することができるからです。
- カードを盗まれた・落とした
- 利用限度額に達した
- 有効期限が切れた
といったことはもちろん、カード会社によるトラブル対策にも2枚作っておくべきです。
実際に2019年11月には楽天カードが使用できなくなるトラブルが発生しています。もし1枚しか持っていないと、大変なことになってしまうかもしれません。
海外旅行時には、複数枚のクレジットカードを持っていくように心がけましょう。