台湾での移動でよく使用する機会が多い交通手段の1つであるのが台湾鉄道です。
通称で台鉄と呼ばれることもあります。簡単に言えば台湾の電車・列車であり、日本で例えるとJRと言えばわかりやすいでしょう。
ここでは台湾鉄道(台鉄)の乗り方を写真付きで解説していきます。台湾観光が初めての方でも迷わずに乗れるでしょう。
台湾鉄道(台鉄)に乗車する方法
台湾鉄道に乗車する方法は主に3つの方法があります。
- 乗車券
- ICカード
- アプリ
それぞれの方法について、解説していきます。
乗車券を使用し、台湾鉄道に乗車する方法
初めて台湾観光に来る方は、おそらく乗車券を使用して乗ることが多いはずです。
乗車券を使用して乗る場合でも、「予約あり」と「予約なし」で乗る2つの方法があります。
台湾鉄道では乗車の際に座席を指定できる列車が運行しています。主な予約可能な列車として「自強號」や「莒光號」があります。
「自強號」は日本の特急電車に相当すると言えばわかりやすいでしょう。長距離移動する際はよく使用することになります。
乗車券の予約はネットで行うことが可能です。詳しくは次の記事で解説しています。
ICカードを使用し、台湾鉄道に乗車する方法
日本でいう「Suica」や「ICOCA」のようなICカードが台湾にも存在します。
北部では「悠遊卡」が、南部では「一卡通」がよく使用されます。ICカードで乗車するには、事前にICカードを購入し、運賃に必要な残高を準備しておくだけです。
あとは改札でICカードのセンサーにタッチして乗車します。
ICカードを利用しての乗車のメリットは運賃が割引になることです。
一方でデメリットとしては、座席指定が可能な列車に乗車した場合に立席扱いになることです。
座席に座りたいという方は、乗車券を購入する方法かアプリを使用して乗車しましょう。
アプリを使用し、台湾鉄道に乗車する方法
台湾鉄道のアプリがリリースされています。
そのアプリで予約をし、発行されたQRコードを改札でかざすことで乗車が可能になります。
基本的なことはネット予約と変わりませんが、よく台湾鉄道で移動することがある方はアプリをインストールしておくと乗車が楽になると思います。
列車の遅延情報なども通知で教えてくれるため、台湾に来たらなインストールしておいて損はしないでしょう。
台湾鉄道の主要駅で乗車券購入から乗車までの流れ
ここでは台湾鉄道の主要駅で乗車券購入から乗車までの流れを解説していきます。
ICカードおよびアプリでの乗車は、改札まで行けばどこの駅でも同じ乗り方になりますので詳しい説明は省きます。
乗車券の購入方法
乗車券の購入方法は主に次の5つになります。
- ネット予約して、窓口で発券
- ネット予約して、自動発券機で発券
- 窓口で購入
- 券売機で購入
- 座席指定用の券売機で購入
ネット予約で乗車券を購入したい方は次の記事をご覧ください。予約から発券までの手順を詳しく解説しています。
ここでは券売機で乗車券を購入した際の乗り方を解説していきます。
台湾鉄道「高雄駅」での乗り方
台湾鉄道「高雄駅」で台鉄の乗り方を解説していきます。
台湾鉄道「高雄駅」はこんな場所です。
西と東の二ヶ所にチケット売り場があります。今回は東チケット売り場で購入をしてみます。
チケット売り場に入って右手には窓口があります。こちらで口頭で乗車券を購入してももちろんおっけーです。
左手には改札とさらに奥には自動券売機があります。
手前側の券売機は指定席用の自動券売機です。指定席用の自動券売機は「區間車」に対応していません。
奥にある自動券売機で購入します。
自動券売機をよく見ていただくとわかると思いますが、番号が振ってあります。その番号順にまずはボタンを押していきます。
- 乗車券の枚数を選択
- 列車の種類を選択
- 乗車券の種類を選択
- 行き先を選択
4番の行き先まで順番にボタンを押して、間違いないことを確認しましょう。
選択した内容に問題がなければ、「應付金額」に料金が表示されているので、支払いを行います。お札は100元紙幣しか使えません。もし、両替をしたい場合は、窓口に行きましょう。
券売機より出た乗車券を改札に通します。
あとは目的地に合わせてホームへと向かいましょう。南下する列車は1番ホームから発車、北上する列車は2番ホームから発車します。