ここでは「台湾から日本」および「日本から台湾」へ国際電話をかける方法を解説します。
異なる国へ電話をかける場合には、「国際プレフィックス」と「国番号」が必要となります。
異なる国へ電話をかける場合は、電話番号にそのままかけても繋がりませんので注意してください。
国際電話のかけ方の基本
ここで説明する国際電話のかけ方の基本を理解すれば、日本-台湾間にかからずどこの国の間でも国際電話をかけることができるようになるでしょう。
異なる国へ電話をかける場合は、次の形式にそって番号を打ち込む必要があります。
(国際プレフィックス)+(相手国の国番号)+(相手国内の電話番号)
国際プレフィックスとは?
国際電話であることを示す番号であり、発信する国ごとに番号が定められています。
国 | 国際プレフィックス |
---|---|
日本 | 010 |
台湾 | 002 |
日本から台湾へ国際電話をかける場合と、台湾から日本へ国際電話をかける場合の国際プレフィックスが異なる点に注意してください。
国際プレフィックスは「+」で代替することが可能
国際プレフィックスは「+」で代替する事が可能です。
そのため、発信する国を意識することなく、次の番号を打ち込むことで国際電話をかけることができます。
「+」+(相手国の国番号)+(相手国内の電話番号)
事業者を指定して発信する場合
通信事業者を指定して電話をかけたい場合は、次の形式にそって番号を打ち込む必要があります。
(事業者識別番号)+(国際プレフィックス)+(相手国の国番号)+(相手国内の電話番号)
日本の事業者 | 事業者識別番号 |
---|---|
NTTドコモ | – |
ソフトバンク | 0046 |
au | 005345 |
国番号とは?
どの国へ電話をかけるか示すものです。全ての国ごとに定められてます。
国 | 国番号 |
---|---|
日本 | 81 |
台湾 | 886 |
国際プレフィックスと国番号は役目が異なるものになりますので間違わないように注意しましょう。
国際プレフィックスは「発信元の国」、国番号は「発信先の国」を表すものです。
電話番号とは?
「電話番号とはなにか」これは言わなくても理解しているはずです。
しかし、国際電話をかける際には、電話番号の先頭にある「0」を省略することが一般的です。
これについて、電話番号の仕組みを説明しながら簡単に解説を行います。
電話番号の構成
例えば、東京都庁の電話番号は「03-5321-1111」となっています。
この番号がどのような構成になっているのかみています。
国内プレフィックス | 市外局番 | 市内局番 | 加入者番号 |
---|---|---|---|
0 | 3 | 5321 | 1111 |
つまり、電話番号には国内発信であることを示す国内プレフィックス「0」が含まれているということです。
国際電話を発信する際には電話番号の「0」を省略する
一般的に、国際電話を発信する際には、電話番号に含まれる国内プレフィックス「0」を省略します。
国外への発信であるので、国内の発信を表す国内プレフィックスは不要ということです。ただ一部、イギリス(ロンドン)など例外となる国もあるようです。
しかし、電話番号の最初が「0」から始まっている場合に国際電話をかける際には、通常「0」を省略するということを覚えておいてください。
これは固定電話に限らず、携帯電話への発信でも同じです。
台湾から日本へ国際電話をかける方法
(+81)+(先頭の0を省略した相手の電話番号)
国際電話をかける基本形式に当てはめると、上記の番号を打つことで日本から台湾へ国際電話をかけることができます。
台湾の国際プレフィックスと日本の国番号
台湾から日本へ国際電話をかける際に必要となるのは、「台湾の国際プレフィックス」と「日本の国番号」です。
国際プレフィックスは「+」で代替可能です。
そのため、台湾から日本へ国際電話をかける際に必要となるのは次の番号になります。
台湾の国際プレフィックス | + |
---|---|
日本の国番号 | 81 |
そして、相手の電話番号を打つときに、国内発信を表す電話番号の先頭についている国内プレフィックスである「0」を除きます。
これらを国際電話をかける基本形式
(国際プレフィックス)+(相手国の国番号)+(相手国内の電話番号)
に当てはめると
(+81)+(先頭の0を省略した相手の電話番号)になります。
具体例:台湾から日本の固定電話または携帯電話にかける
- 例①:東京の固定電話にかける場合 +81-3-XXXX-XXXX
- 例②:日本の携帯電話にかける場合 +81-90-XXXX-XXXX
台湾から日本の固定電話および携帯電話にかける場合の例です。
東京都庁の電話番号は「03-5321-1111」です。
台湾から東京都庁に国際電話をかける場合は、「+81-3-5321-1111」と打ちます。
日本から台湾へ国際電話をかける方法
(+886)+(先頭の0を省略した相手の電話番号)
国際電話をかける基本形式に当てはめると、上記の番号を打つことで台湾から日本へ国際電話をかけることができます。
日本の国際プレフィックスと台湾の国番号
日本から台湾へ国際電話をかける際に必要となるのは、「日本の国際プレフィックス」と「台湾の国番号」です。
国際プレフィックスは「+」で代替可能です。
そのため、日本から台湾へ国際電話をかける際に必要となるのは次の番号になります。
日本の国際プレフィックス | + |
---|---|
台湾の国番号 | 886 |
そして、相手の電話番号を打つときに、国内発信を表す電話番号の先頭についている国内プレフィックスである「0」を除きます。
これらを国際電話をかける基本形式
(国際プレフィックス)+(相手国の国番号)+(相手国内の電話番号)
に当てはめると
(+886)+(先頭の0を省略した相手の電話番号)になります。
具体例:日本から台湾の固定電話または携帯電話にかける
- 例①:台北の固定電話にかける場合 +886-2-XXXX-XXXX
- 例②:台湾の携帯電話にかける場合 +886-9XX-XXX-XXX
固定電話および携帯電話にかける場合の例を出してみます。
台湾の大手通信事業者である台灣大哥大の電話番号は「02-66062999」です。
日本から台灣大哥大に国際電話をかける場合は、「+866-2-6606-2999」と打ちます。
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