台湾に行く予定のある方は、クレジットカードが使えるかどうか気になる方が多いはず。
もし使える機会が少ないのであれば、安全のため持って行きたくないという方も多いでしょう。
そこで、台湾に住んでいる私が台湾のどの場所でクレジットカード決済が利用できるのか調査してみました。
台湾では最近キャッシュレス化が進んではいますが、まだクレジットカードに対応している店舗が多くないのは事実です。
しかし、台湾に行くのであれば、クレジットカードを持っていくことをおすすめします。そして、滞在期間に合わせて、現金も持って行き、シーンに合わせて使い分けることが大切です。
台湾のクレジットカード対応状況
まず気になる点が台湾ではどの程度クレジットカード払いに対応しているのかということでしょう。
大まかに分類して、クレジットカードが使えるかどうかについて解説していきます。
クレジットカードが使えない場所
- 老舗の飲食店
- 夜市・屋台
- コンビニ
台湾にグルメ目的で来られる方も多いかと思いますが、観光のメインとなる有名な老舗のお店や夜市にある屋台ではクレジットカード決済ができないことがほとんどです。
また日本との大きな違いは、セブンイレブンやファミリーマートといったコンビニでクレジットカード払いができないことです。コンビニではクレジットカードで直接支払うことはできませんが、Apply Payといった電子決済マネーには対応しています。
クレジットカードが使える場所
- 台湾鉄道や台湾新幹線の切符購入
- レンタサイクルの利用
- デパート内の店舗
- ドラッグストア
- 空港の免税店
- スターバックス
台湾ではクレジットカードが使えない場所が多いですが、台湾での長距離移動のメインとなる台湾鉄道や台湾新幹線ではクレジットカード決済が可能です。
他にも寶雅といったドラッグストアや新光三越といった大手デパートでは、クレジットカードが使えます。
台湾でおすすめのクレジットカードの国際ブランド
クレジットカードの国際ブランドとしては次の5つがあります。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
2大ブランドとされる「VISA」と「Mastercard」は台湾でも広く使用することができます。
しかし、クレジットカード決済に対応している台湾の場所でも「American Express」と「Diners Club」は使えないケースが多いです。
そして、欧州などで使いにくいとされる「JCB」が使えるケースが多いです。
そのため、台湾でクレジットカードを利用したいのであれば、「VISA」「Mastercard」「JCB」の3つのブランドのいずれかを持っておく必要があります。
台湾でクレジットカード決済と現金払いの使い分け
台湾ではクレジットカードを使用できる機会も意外と多くあります。
しかし、セキュリティや安全性の面でクレジットカードを使うことを不安に感じる方も多いはず。
ここではクレジットカード決済と現金支払いのメリット・デメリットについて見ていきます。
そして、どのような場面でクレジットカードを使うのがおすすめなのか解説を行います。
クレジットカード決済
メリット
- 余計な現金を持ち歩かなくてもいい
- お釣りで財布が重くならない
- クレジットカードを紛失・盗難しても補償がある
- ポイントが貯まる
台湾は海外でも治安の良い国になりますが、ホームレスや物乞いなどが多く、金銭面的には不安な一面もあります。
クレジットカードは紛失や盗難にあい、不正利用されたとしても過失がない場合は補償されるケースが多いです。
利用に関しても、クレジットカード決済の際にはPINコードの入力が必要です。そのため、ただ盗まれた場合にはすぐに被害に遭うとケースは非常に少ないです。
何よりクレジットカード決済のメリットは、利用に応じてポイントが貯まることです。通常の利用に関しても、ポイント還元率の良いクレジットカードであれば、1%前後の還元率があります。
Booking.comカードは通常のポイント還元1%に加えて、Booking.comで宿泊予約をした際に追加で5%のポイント還元が追加されます。
年会費も永年無料であり、台湾出張に行かれる方や台湾リピーターの方にとって大変お得なクレジットカードです。
デメリット
- スキミング・不正利用される危険性がある
- 紛失・盗難の際には停止や再発行手続きが必要
- 利用した金額がわかりにくい
- 支払いに時間がかかることも
クレジットカードは補償があるものの、盗難や不正利用にはやはり不安があります。
また決済時にトラブルが発生した場合は、言葉が通じないため原因が分からず不安になるようなケースも考えらえます。
金銭的には、補償のため安全といえるものの、やはりトラブルが起きた時に対応が難しいというデメリットがあるでしょう。
現金払い
メリット
- 使用した金額がわかりやすい
- 失う危険性は所持している分に限る
台湾観光で人気の老舗や夜市は現金払いが主流です。
他にも所持している分しか、紛失や盗難にあう危険性がないのもメリットと言えるでしょう。
大金さえ所持することなく、必要な分だけ持っていれば、精神的にも安心して利用できる決済手段です。
デメリット
- 小銭が増えると財布がかさ張り重くなる
- 紛失・盗難した際の補償がない
- 使用金額に応じてポイントがつかない
現金払いの大きなデメリットと言える点は、紛失や盗難にあって失くしてしまった際に、見つけること以外に戻ってくることがないということです。
現地のブランド品やお土産などを大量に買うために、大金を持ち歩いていた際に落としたり盗まれたりしたら、悲惨な目にあいます。
その他にも、いくら大きな買い物をしても、クレジットカードのようにポイント還元の仕組みがない点がデメリットと言えるでしょう。
現金は必要最低限持ち歩き、クレジットカードを最大限活用する
クレジットカード決済と現金払いのメリット・デメリットを考慮すると、台湾では必要最低限の現金を持ち歩き、怪しい個人商店などを除いてクレジットカードを使えるところでは使っていくというのが一番良い方法になります。
クレジットカードにキャッシング機能をつけておけば、必要に応じてコンビニなどにあるATMから海外キャシングで現地追加を引き出すことができます。
そのため、大金を持ち歩く必要はありません。市中心部であれば、日本と同じように台湾でもコンビニは至る所にあります。
大金を盗難に遭う可能性を減らし、クレジットカードのポイント還元を最大限に活用する、これが安全にかつお得に台湾で支払いを行う方法といえるでしょう。
台湾でクレジットカード決済をする際の注意点
台湾でもクレジットカードを使える機会は多く、使用することでポイント還元など現金払いよりお得に支払いをすることができます。
しかし、台湾でクレジットカード決済を行う際の注意点というものもあります。
- 支払いは必ず現地通貨(TWD)を選択
- 支払い方法は選択できない
他にも台湾にクレジットカードを持っていく際の注意点などがあります。
これらについては、台湾旅行でクレジットカードを使いこなそう!お得な活用術や注意点まとめの記事にまとめていますので、ぜひ目を通しておいてください。